この世に不思議なことなどないのだよ

大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界 (平凡社新書)
 手品ブームですね。
 現在テレビ番組等で見かける手品の中には、江戸時代からすでに演じられているものもあるということでした。ただ、今では道具の開発が進んでいて、「目に見えないほどの細い糸」とか「極小の磁石」が使われていて、そのために、より不思議さが増しているようです。
 何か手品を覚えたいと思っているのですが、世間で売られている本などに書かれているものはだいたいみんなが知っているようなもので(本が売られているのだから当たり前ですが)、なんか、もっとアッと言わせられるようなものはないものか思います。それでテレビ番組でされているやつのからくりを見破ってやろうなんて考えるのですが、まあ、無理ですね。相手はプロですから。おぼろげに原理はわかることはあったりするのですが、じゃあすぐに真似できるのかと言われるとねえ・・・王道に近道はないってことですか。がっかり。
 しかし、テーブルマジックを見ていると、自分がバカじゃないのかなと思ったりします。心理的盲点をつかれていることもタネがあることもわかっているのに、ではどういうタネなのかがわからないというのがすごくくやしいです。
 逆に、大掛かりなマジック(イリュージョンていうんですか?)はそんなくやしくないです。あれだけスペースがあればいくらでもタネは仕掛けられますからね。てじなーにゃ
 最近観たもので「スゲースゲー!」と思ったのは、火のついたタバコを口の中からどんどんだしてくるポンチョを着たおじさんです。名前失念。