まだ始まってもねえよ

 ああ、結局2日目の記録までしか残さないで、技術補完研修を終えてしまいました。その内容を知りたくてここまで来た人、ゴメンナサイ。でも、しっかり全内容を簡潔かつ適切に記録されている同期の方がたくさんいらっしゃるので、そちらを参考になさるのがよいでしょう。

 せめて終了後の感想でも。
 いやらしい話ですが、協力隊の二次試験が終わった時点で「まあ、行けるっしょ」と根拠のない自信がありました。就職活動していたころもそんなことを思って落とされ続けたわけですが。けれども実際に隊員候補生として受かってみると、なぜ自分が受かったのか、という疑問も、またありました。これはどうやら他の人も抱いていた疑問ですが、一週間、彼らとのディスカッションやワークショップ、はたまた他愛のない雑談を通じて、おぼろげながら、なぜこの人たちが選ばれたのかがわかったような気がします。個人個人の真の目的はどうあれ、限られた人生の中で2年間(+訓練期間)、日本語教師として途上国に身を投じようと覚悟をした人間に共通している何か。それが私の中にもあることを信じ、大事に育てて生きたいと思います。駒ヶ根で訓練を受けられるみなさん、もしかしたら、もう実際にお目にかかることはないかもしれませんが、SNSを通じて、馴れ合いではない、切磋琢磨できるクリエイティヴな関係を互いに築いていけたらと切望します。二本松のみなさん、一ヵ月後お会いしましょう。

 ・・・研修中はS先生に折にふれ、泣かされそうになったわけだけれども、まさか最後に泣くとは思わんかった。ドライ(主に悪い意味で)な人間なので、人間らしい感情があったことにビックリだ。しかし、泣いているヒマはねえっつーの、オレ。これから一ヶ月チンタラやってたら本当に泣くことになるぞ。というわけで、明日は歯科検診&技術調書を仕上げる予定。