JAPとJPN

 たとえばオリンピックのテレビ中継で、ある種目のある選手の国籍を示すときアルファベット3文字で表しているのを目にします。アメリカだったらUSA、フランスだったらFRAのように。日本の場合はJPNです。単純に考えればJAPでもいいと思いますが、そうなるといろいろな問題が出てきますね。だからJPNなのだということを何かで知りました。

 で、障害者の表記についてです。結構前から「障がい者」という表記を目にします。その理由としては「害」という字がよろしくないということのようですが、何か筋違いな気がします。だったら何故「障」という字を問題にしないのでしょうか。現在の「障害者」という表現もいくつかの変遷をたどってきたみたいですが、そのうち「しょうがい者」とか「ショーガイ者」なんて書かれ方をするのでしょうか。「ショーガイ者」なんていうほうがよっぽど差別的なにおいがします。まったくの主観ですが。まあ、「障害者」であれ「障がい者」であれ、言葉として存在する以上、「健常者」と区別していることは明らかな事実ではないでしょうか。結局「障害者」と呼ばれる人たちに対する意識の問題だと思います。